タイヤによっては排水以外の目的の溝もある!
なお、雪道で有効なスタッドレスタイヤや泥濘路でしっかりグリップするマッドテレーンタイヤはエッジ効果を出すための溝もある。すべての溝が排水性のためとは言い切れないが……。
というわけで、溝のないタイヤは雨が降ったときにスリップしやすいから危険であり、だからこそ道路交通法で残量が規定されているのだ。また、スリック状態になってしまうほどタイヤを使っているということは表面のゴムを使い切る直前といえる。内部構造が飛び出してくるようなことがあるとタイヤが破裂するバーストの危険性もグンと増してくる。
片減りといってぱっと見には見えない内側だけスリック状態になっていることもあるので、機会を見つけて点検することが重要。安心できるコンディションのタイヤで、安全なドライブを楽しみたい。