面倒くさがらずに足を運ぶことも大切
第2のポイントは、「自分の要望や、譲れない条件については包み隠さず率直に伝える」こと。交渉ごととはいえ、新車の商談の場合は最初から腹の内をさらけ出した方がセールスマン側の対応が良くなる場合が多い。
「自分としては〇〇で決めたいが、財布の紐を握る奥さんがより安い△△を気に入っている」
「〇〇と△△で悩んでいるが、正直安くなればどちらでも良い」
「買うクルマは〇〇に決定しているが、少しでも安くなる店で買いたい」
などという感じで、現状での問題点が何であるのかを早い段階で明らかにしたほうが、好条件を引き出しやすくなる。
第3のポイントは、「なるべく多くの販売店に足を運ぶ」こと。
「買う気マンマン!」を発散させつつ、1店舗でも多くのディーラーを回って、提示される条件を比較する。仮に最初から驚くような値引き額が提示され、対応してくれたセールスマンの人柄なども気に入り、即時に契約したくなった場合でも、まずは冷静になって一呼吸置きながら、他の店舗にも足を運んでみるべきだ。
新車値引き交渉の鉄則は「競合させること」であり、1店舗でも多く回れば回るほど、好条件と巡り合う可能性は高まるし、数多く回れば、セールスマンが提示する「これが限界の値引きです」の言葉が本当であるかどうかもハッキリする。
数多くの店舗をまわるのは、時間も労力はかかり大変だが、それに見合った結果が得られるはずと希望を持とう。メールを駆使するのも良いが、やはり最終的には店舗に足を運んでセールスマンと直接対話する方が手っ取り早く良い結果が得られやすい。