待望のホンダ新型シビックタイプR! エンジンもパワーアップを果たす (1/2ページ)

パワーは10馬力アップだがそれ以上に扱いやすさが増した

 昨年9月にフランスで開催されたパリモーターショーでプロトタイプがお披露目されて以降、アメリカのSEMAショー/LAショー、そして日本の東京オートサロンでティザー活動を行なってきた新型シビックタイプRのプロダクションモデルが、今回のジュネーブショー2017で世界初公開された。

 ベースとなるのは世界統一モデルとして開発された10代目。ワイド&ローのフォルムにより過激なデザインとなったエアロパーツで武装されたエクステリアは、先代タイプR(FK2)と比べても空力的に有利だと思う。フェンダーはより拡幅され、FK2よりも1サイズアップされた245/30ZR20のコンチネンタル・コンチスポーツコンタクト6を履く。

 インテリアは専用のステアリング&シフトノブ、メーター、シートなどで差別化されるのはFK2同様だが、電動パーキングブレーキやアダプティブクルーズコントロール、3モード(コンフォート/スポーツ/+R)になったモード切り替えスイッチなど、現在のトレンドに則ったアイテムなどもシッカリと盛り込まれている。

 パワートレインは2リッター直噴VTECターボ(K20C)を継続採用。制御系や吸排気系のアップデートにより310馬力/400N・mから320馬力/400N・mに進化。数値的には10馬力アップではあるものの、過渡領域ではターボラグが少なくリニアな特性となっているので、速い上に乗りやすさもアップしているそうだ。

 トランスミッションは今回の6速MTのみ。3ペダルMTにこだわりつつも、ドライビングミスを減らすアイテムとして変速時にエンジン回転を自動調整する「レブマッチシステム」がプラスされている。

  


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