300馬力のルノースポールモデルも登場予定
2016年10月に日本初公開されたアルピーヌ・ビジョンコンセプト。フランスの名門ブランド、アルピーヌが復活するということで注目を集めていた。そしてスイス・ジュネーブショーでついに市販車としての正体を明かしたのだ。車名は代名詞ともいえるA110の名が40年振りに復活! 価格は58500ユーロと発表され、日本円にして約702万円(1ユーロ=120円で計算)となる。![](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2017/03/DSCN3161-680x510.jpg)
そのルーツを少し紹介すると、54年前の1963年に登場したアルピーヌA110は、創立者のジャン・レデレが国際ラリーに勝つために作り上げたマシンだ。名前の由来のとおりアルプスを限りなく速く駆け抜けることを追求し、ルノーの部品を用いながら低くコンパクトに、そしてFRP製の軽量ボディを武器にして戦った。
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これまで公開されていなかった新型A110のエンジンは、1.8リッター直列4気筒ターボをミッドシップにレイアウトしている。最高出力は252馬力、320N・mのトルクを発揮し、7速デュアルクラッチを組み合わせ0-100km/hは4.5秒とライバルになるであろうポルシェ・ケイマンSよりコンマ1秒速い! ![](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2017/03/DSCN3126-680x510.jpg)
2.4リッター水平対向4気筒ターボを積むケイマンSに対し、A110の加速が速い理由に上げられるのが、アルミシャーシ+アルミボディを採用したことで、車両重量をわずか1080kgに押さえたことだ。![](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2017/03/DSCN3182-680x510.jpg)
ボディサイズは全長×全幅×全高(mm)が4178×1798×1252。これはマツダ・ロードスター(3915×1735×1235)より少し大きいイメージだ。![](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2017/03/DSCN3112-680x510.jpg)
内装はビジョンコンセプトとほとんど変わらず、専用のバケットシートなどを装備している。![](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2017/03/DSCN3130-680x510.jpg)
さらに嬉しいニュースも報道された。なんと300馬力を発揮するアルピーヌ・ルノー スポールモデルも登場する可能性があるというのだから今後のアルピーヌ事情に目が離せない。