スイスでの世界初公開からわずか12時間後に日本で実車を披露!
モータースポーツで多くの記録を出しているマクラーレン。そのノウハウを市販車にフィードバックしているマクラーレン・スーパーカーシリーズの第2世代が日本でも発表された。公開されたマクラーレン720Sは4リッターの新型エンジンを搭載し、3338万3000円のプライスタグが付けられた。
スイス・ジュネーブショーでワールドプレミアされたマクラーレン720Sが、12時間後の3月8日正午、日本で初披露された。アジア・パシフィックマネージング・ディレクターのジョーン・ビッグスさんは「スーパーカーを良く理解している方が多い日本でいち早くお披露目をしたかった」とコメント。
マクラーレン720Sが搭載する4リッターV8ツインターボエンジンが発揮するパワー&トルクは720馬力/770N・m。わずか1283kgの車両は、0-100km/hまで2.9秒で加速する。そして凄いのは加速だけではない。
200km/hからフルブレーキングをすると、タイヤが停止するまで、たった4.6秒と驚くべき数値を叩き出す。カーボン・セラミック・ディスクが標準採用され、徹底的なこだわりを持って最適化されたブレーキペダルのタッチが、この強烈なブレーキ性能を支える。
フロントは随所にカーボンを使用し、軽量化とダウンフォースを意識。フロントボンネットにもエアアウトレットが装備されるなど見るからに走りの「やる気」を感じさせる。
タイヤは新たに開発されたピレリPゼロコルサを履く。強烈な加速とストッピングパワーを発揮する720Sにとって不満のないグリップを発揮する。
「ドライバーを中心としたクルマ作りをしているため、クルマと人が一体になるという感じを得られると思います。まずは乗って体験してほしい」と話すジョーン・ビッグスさん。
さらにマクラーレン可変ドリフト・制御を採用し電子安性制御を運転席に座りながら指先でモニター設定することが可能。自分のテクニックに合わせて電子制御のレベルを調整できるのだ。
冒頭で書いたとおり、マクラーレンは日本のマーケットを重視している。今後のマクラーレンの動きに注目していきたい。