値引きとエコカー減税を考えれば3月だが軽自動車は判断が難しい
クルマを買うなら3月と4月のどちらがお得? という話は、この時期になると毎年のように耳にする。通常、3月というのは決算期と呼ばれ、新車販売において値引きが期待できるタイミングと言われている。つまり、納車のタイミングが年度内になるタイミングで契約することを条件に、最大限の値引きが期待できるというわけだ。
さらに今年2017年はさらにエコカー減税制度が見直されるという事情もあって、年度内での購入が有利といえる状況だ。2017年4月以降の新エコカー減税については、その条件が厳しくなり、対象となるクルマが絞られることが確実視されているからだ(本稿執筆時点では確定していない)。
もっとも、人気モデルになるとオーダーから納車まで数カ月かかることも珍しくない昨今、3月になってから新車をオトクに買おうと思って動き出すのではタイミング的に遅いといえる。
とはいえ、前述したように新エコカー減税では対象外となってしまいそうなクルマについては年度内での購入がオトクになるのは間違いないだろう。
ただし、軽自動車については慌てる必要はないかもしれない。というのも軽自動車税は毎年4月1日の時点で所有している人などにかかる税金で、自動車税のような月割制度はない。たとえば平成29年3月31日にナンバーをつけたクルマには平成29年度の軽自動車が課税されるが、4月2日にナンバーをつけたクルマは平成30年度からの課税となる仕組み。
ナンバーをつけるタイミングにより、一年分の税金(乗用車で1万800円だが)の違いが出てくることは覚えておきたい。