ヘッドライトを消すことで視界が確保できることも
最近では4月でもいきなり豪雪、吹雪などに見舞われることがあるので、雪対策に油断は大敵だ。運転中に突然襲われて、恐怖心でどうしていいのかわからなくなるのが猛吹雪。視界が雪で覆われてしまうホワイトアウトはなかでも危険度が一気に上がる。
体験したことがある人ならわかるだろうが、前方が雪だらけで視界はほぼゼロ。これ以上進むのは困難になることもある。夏でいうとゲリラ豪雨と同じだ。
対策として一番安全なのは、収まるまで安全な場所に待避することだ。時間がないとっても命には変えられない。ただ、夜に関しては運転することができる場合もある。猛吹雪に思えて、実際のところはそこそこの量だったりする。それなのにホワイトアウトに思えるのは、ヘッドライトの光りに雪が反射しているから。霧のときと同じだ。
付いていればという条件付きではあるが、ヘッドライトを消して、スモールとフォグランプだけにしてみる。フォグはバンパー内部に付いていることもあり、下から照らしてくれるので雪の反射で視界を遮ることも減る。一度試してみて、視界が確保されるようなら慎重に進んでみる。路肩などは確認しにくいかもしれないが、雪国では確認用のポールが立っているので、そこを目安にして道路をイメージする。
もちろんフォグランプがヘッドライト内にある場合は、雪の反射がきつくなってしまうのでダメ。駐車場などで一度試してみて大丈夫だったら、にしよう。また輸入車や国産車の一部にバックフォグが付いているが、これも雪道では点灯させて、後続車に自車位置を知らせるようにしよう。晴れた街なかではなく、こういうときに点けるのがバックフォグだ。