ダメではないが当然推奨はしない
今ではセルフスタンドが主流になっていて、実際にガソリンを入れるのもフルサービスよりもセルフという人が多いのではないだろうか。認可されたばかりの頃は年輩や女性の方を中心に「なんだか怖い」という意見もあったが、最近では聞かなくなり、老若男女を問わず普通に当たり前に利用している。セルフスタンドしかないというのもあるだろうが。
日々利用するようになって、思うことがひとつある。それはノズルの止めどき。給油機にはレバーを引き続けて、止まったところでおしまいという表示がされている。ただ、これだとかなり早く止まってしまい、燃料計の針が完全に上にいかないこともある。
そもそも自動停止は内部からの圧によって作動するようになっていて、タンクそのものの形。さらに付いている空気抜きの経路や給油口とのパイプの取り回しなどによっても、タイミングが異なる。社用車など、複数を乗る方は実感あるかもしれないが、確かにクルマによってはすぐにガシャンと止まってしまうこともある。
そうなるとチビチビと入れて、口ギリギリのリアル満タンを目指したくなる。スタッフが給油してくれるスタンドでもお願いすると、入れてくれるので、技術的には可能だ。ノズルを軽く引けば、少しずつ出るので給油口を見ながら入れていけばいい。ただこれは推奨されていないということは事実だし、かといって禁止もされていないので、やろうと思えばできる。あとは自己責任ということだろう。
指先が不器用など、自信がなければ自動でガチャンと止まったところで止める。
どうしても「攻めたい」という方は、目だけでなく、耳でも確認するのがコツ。油面が口に近づいてくると、ゴボゴボという音がだんだん大きくなってくるので、そうしたら止めるようにしよう。何度もいうが、あとはくれぐれも自己責任ということで。