この記事をまとめると
◼︎剥がしてOKなものとNGなものがあるので要注意
◼︎耐久性重視で剥がすのが大変なステッカーもある
◼︎罰則があるステッカーはあるが、恩恵が受けられるものはない
剥がすと違反のものもあれば剥がし忘れて違反のものもある!
クルマのフロントウインドウやリヤウインドウに貼られている車検や点検、排出ガス基準などのさまざまなステッカー。見栄えを考えて剥がしてしまいたいと考えるユーザーもいるのではないだろうか? そこで今回はそれぞれのステッカーを剥がしてもいいのかどうかを解説していきたい。
①車検ステッカー
フロントガラスに貼ってあるステッカーの代表格と言えばこの車検ステッカー。フロントガラスの上部中央に貼られていることがほとんどで、意外と目立つもの。しかも最近デザインが新調され、従来のものに輪をかけてダサくなったと評判であるが(個人の見解です)、これは剥がしてしまうとどうなるのだろうか?
車検ステッカーについては、道路運送車両法で「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。」と定められており、これに違反すると「50万円以下の罰金」が科せられてしまうのだ。
②点検ステッカー
こちらもフロントガラスに貼られる円状のステッカー。これは国が道路運送車両法によって定めた定期点検、つまり法定点検を受けた証として貼られるものであるが、法定点検を受けなくても罰則がないため、受けていない車両や古いものをそのままにしているユーザーも多い。
とはいえ、点検をしていない車両で公道を走行することはリスクが付きまとうので、点検は確実にしておきたいのは間違いない事実である。
ということで、こちらの点検ステッカーは点検を受けていなくても罰則がないため、剥がしてしまっても同じく罰則を受けることはない。ただ、気を付けていただきたい点が一つ。
じつはこの点検ステッカー、フロントガラスに貼っていていい期間が決まっており、その期間が過ぎてしまったものを貼ったままにしていると違反となってしまうのだ。貼っておける期間はステッカー裏面に記載されているので、期間が過ぎてしまったものは速やかに剥がすようにしよう。