何度も強く当てるとクルマにストレスが溜まる
スーパー、コンビニ、レストラン、ショッピングモールに月極め駐車場と、さまざまな駐車場に設置してある車止め。クルマを駐車するとき、あの車止めにタイヤを当てて止めたほうがいいのだろうか? それとも当てないほうがいいのだろうか?
そもそも車止めは何のためにあるのか。
① クルマの先端が駐車スペースからはみ出ないように、奥まで入れてくださいというガイドライン。
② これ以上バック(前進)すると、壁や他車に接触する可能性があるということを知らせるストッパー。
③ 大体の駐車位置を知らせるための目安。
この3つが車止めを設置する主な理由といったところだろう。
だとすると、軽自動車やコンパクトカー、あるいは1台分の駐車スペースが広い場合は、必ずしも車止めにタイヤを当てる必要はない。つまり、駐車スペースからはみ出したりせずに、きれいにクルマが収まれば、車止めにタイヤが当たろうが当たるまいが関係ない。
ただし、車止めをアテにし過ぎて、「とりあえず車止めに当たるまではOK」と、ドーンタイヤをぶつけていくような駐車の仕方は好ましくない。
勢い余って、車止めを乗り越えてしまう場合もあるし、タイヤやサスペンションにも優しいとは言い難い。なにより運転者自身や同乗者にとってもそうした衝撃は不快であるはず。当然、台形の車止めより、角ばった車止めのほうが、当てたときの衝撃は大きい。
車道と歩道の間にも段差はあるし、道路にもさまざまな凹凸があるので、タイヤだってサスペンションだって、車止めに少々ドーンと当たったところで、アライメントがずれたり、パンクしたり、傷がついたり、変形するようなことはないだろう。