ラゲッジのゴムをめくったりトランクマットの下を見る
フロントではさらにのぞけるなら、ラジエーターグリルなどから中を見て、フレームの状態。とくに溶接部分がきれいかを見ておこう。ただフロントのフレームは交換しないと、修復歴にはならないので、考え出したらきりはないが。
そしてリヤ。ここはフロアの交換などをしていれば修復歴ありだが、パンパー裏のステーが左右同じで、曲っていないか。さらにトランクのカーペットを剥がしてパネルの状態を見る。ここでもシールの状態などを見るが、まわりのパネルのうねり方にも注目。うまく叩いても、新車のようにパンと張った平らな状態にするのはむずかしい。
さらに簡単なところでは、ラゲッジ開口部のゴムを外してみる。ここはただ挟んであるだけなのですぐに外れるのだが、耳状の取り付け部分が真っ直ぐではなく、曲っていたら直した可能性大だ。
もちろん試乗できたら必ずして、直進性はどうか。ステリングを切った場合、切れ具合は左右均等か。また異音や変な振動は出ていないかを見ておこう。これだけやるだけでもずいぶんとリスクは減らせる。
最後に良質な中古車を買いたいなら、結局はお店選びだ。きちんと説明してくれるかどうかが重要で、いいお店は不具合があった場合の対処なども説明してくれるはず。最近では第三者機関の鑑定士によるチェック済みをウリにしているところも増えてきた。素人では完全に見抜けないだけに、信頼できるところで買うのが一番の安心というわけだ。