売るだけでなくクルマを通じて一生涯のお付き合いをしたい
「何の先入観もなく、ただこのショールームの前を通りかかって気になったというお客様や、デザインなどが好みで見に来てくださったお客様もいらっしゃいますし、カングーなどはご家族連れのお客様もたくさん見に来てくださいますので、それをきっかけにルノーをもっと知っていただけたらいいですね」
より多くの人にそうしたきっかけを持ってもらうために、ショールームの展示車の配置などには、ビジョナグループ代表が長年の経験で培ったこだわりで細かな指示が入るという。伊藤さんも目下、それを学びながらより良いショールームづくりを実践している最中だ。
最後に、正規ディーラーとしてのルノー所沢の強みは何かと質問すると、伊藤さんはこう答えてくれた。 「弊社代表がいつも言っているのが、クルマを売るだけでなく、クルマを通じて一生涯のお付き合いをすることが我々の使命だということなんです。クルマはいずれ壊れてしまうかもしれないけれど、そのお客様とはずっとお付き合いができるように、ひとりひとりを大事にすることを常に心がけています。そのお客様のクルマの状態をしっかり把握して、小さなことでもいつでも対応できるようなディーラーを目指したいですね」
ルノー所沢には、ビジョナグループ創業時からのメカニックが在籍しており、彼の元には今も、当時の顧客が彼を頼ってやってくるという。それはビジネスを超えた、「人と人」としての絆がしっかりと育まれているからこそ。こうしたスタッフひとりひとりの想いが集まるルノー所沢は、ルノーを通じてこれからもっと、そうした温かな絆をたくさん生み出していくことだろう。