400馬力エンジンを搭載したアウディTT RS&RS3セダンが登場! 同時にR8スパイダーも発表 (1/3ページ)

新開発の400馬力を発生する2.5リッター直5ターボを展開

 アウディのスポーツフラッグシップモデルとして人気のR8が第二世代へと進化。2017年3月28日、R8 Coupe(クーペ)モデルに続いてR8 Spyder(スパイダー)も刷新され、発表された。

 またプレミアムコンパクトスポーツカーとして人気のTT RSCoupe/TT RS Roadsterも、新開発の400馬力を発揮する2.5リッター5気筒のターボエンジンを積んだTT史上最速となるモデルを発売する。

 さらにこのエンジンをRS3 Sedanにも搭載し、スポーツプレミアムコンパクトセダンとして新たに展開する。

 なんと言っても今回の目玉はアウディによって新開発された5気筒の2.5 TFSIエンジンだ。従来型のエンジンに比べてパワーで17%アップ(400馬力)、トルクも480N・mをわずか1750-5850回転とワイドレンジで発揮。エンジン重量もアルミ合金クランクケース等を採用し、26kgものダイエットに成功している。

 RS3セダン、TT RSとこの新型エンジンを搭載するRSモデル専用に開発された大型ターボチャージャーの過給圧は最大で1.35barを掛けるホットエンジンに仕立て上げられている。

 これに組み合わされるのが新たに開発された7速Sトロニックのデュアルクラッチトランスミッションだ。よりシームレスな感覚に近づけた滑らかで早いシフトチェンジも実現させている。

 忘れてならないのはアウディならではのQuatroの名のとおり、フルタイム4WDシステムがRS3セダンにもTT RSにも備わっており、しかも従来型からさらに進化させた電子油圧制御式マルチプレートクラッチをプロペラシャフトの後部に配置し、前後重量配分の最適化を図っている点だ。もちろん「comfort(コンフォート)」「auto(オート)」「dynamic(ダイナミック)」という3種類の制御プログラムのセレクト次第でドライビングに対する制御を変えることが可能となっている。このほかプログレッシブステアリングシステムはRS専用チューンとなっており、上記の制御プログラムのセレクトに準じた設定となる。

 これらのチューニングによりAudi S3セダンはプレミアムコンパクトクラスとしては世界最速クラスの性能を手に入れ、0-100km/hでは4.1秒という加速性能を有することとなった。

 一方、さらにコンパクトなボディで同エンジンや各種デバイスを搭載するAudiTT RSは、0-100km/h加速がCoupeモデルで3.7秒(Roadsterモデルは3.9秒)と歴代TTモデルのなかでも最速マシンとなって世に送り出されている。

 1リッター当たりの出力が161.3馬力と、5気筒の市販モデル用エンジンとしては世界最高のパワーを抽出する2.5TFSIエンジンを搭載した新型Audi RS3セダン(消費税込み785万円)と、新型Audi TT RSシリーズ(Coupe:962万円Roadster:978万円 共に消費税込み)は、3月28日(火)から全国25のAudiSport店とアウディ正規ディーラー124店舗で受注を開始(発売は7月上旬開始予定)する。


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