【試乗】新型VWティグアンはボディ拡大でも運転はラク! (2/5ページ)

混み合った東京都心でも運転席ではサイズアップが気にならない

 では試乗に移ろう。今回試乗した車両は3グレードで展開されているなかの最上位である「TSI R-LINE(アールライン)」。走りに関する違いはタイヤサイズで、17、18、19インチがそれぞれのグレードに設定され、R-LINEは19インチを履く。

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前述した都心の試乗会場から出て、都市部の一般道を走行。東京の都心は知らない人でも想像が付くと思うがゴチャゴチャと混み合い、年がら年中車線変更、信号でのストップ&ゴーにさらされる。もちろん他車の動きにも常に気を配らねばならない。

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 そんなシーンでは、瞬時の加速や狙ったとおりの減速、簡単にいえば思ったままに加減速できるクルマが非常に嬉しい。精神的な疲れが少ないのだ。そのあたり、ティグアンは合格。VWのお家芸ともいえるダウンサイジングターボの特性は、ゼロ発進でもスッと加速してくれるし、40から60km/hあたりの速度調整も思いのまま。

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 ティグアンが積む1.4リッターターボは、低回転の1500rpmから最大トルクの250N・mを発生するので街乗りでの使い勝手は抜群というわけだ。もちろん今やVWのみならず欧州メーカーを中心に当たり前になった、デュアルクラッチ2ペダルのDSGの制御もこれを後押しする。

 もうひとつ、試乗後、結果的にわかったことだが、ボディサイズ拡大はまったく気にならなかった。小型SUVとはいえ、欧州車は全幅が大きめでありR-LINEは他グレードに比べて20mm大きい1860mmという数値。日本の道路ではけっして小型ではないのだが、運転が苦にならなかったということは、視界を含めて車幅などが掴みやすかったということだろう。

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石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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