三菱ランサーエボリューションのダクトは熱気を抜く目的
一方、三菱のランエボシリーズの純正ボンネットのエアダクトなどは、ラジエターを通過した熱やタービンが発生した熱気を効率よく排出するためのエアアウトレットタイプ。
これらのダクトを設けることで、冷却性能の向上や軽量化などの効果が期待されている。とはいえ、単純に穴を開ければいいというわけでもなく、剛性の問題もあれば、雨水などが入り込むことで、腐食や電気系統のトラブルが出ることもあるし、空気の流れもよく検討しないと、クーリング面でのプラスはなく、空気抵抗が増えただけ……といったことすらあり得る。
もちろん、純正ボンネットのエアダクトや、一流メーカーのエアロボンネットなら、雨水対策等も万全だろうが、社外品を選ぶときは、デザインや材質、重さだけでなく機能性の裏付けのあるものをチョイスしよう。
その他、ドレスアップパーツとして、実際には穴が開いていない、ダミーのダクト、ダミーの膨らみ(=バルジ)も一部にはある。