ヘリテージカーコーナーを見るためにだけ来場してもいいほどのラインアップ
CARトップのブースに展示されている車両ときたら超豪華である! オートメッセには多数の貴重かつ高価なクルマが出展されているけれど、おそらく1番はケンメリGT-Rだろう。日産のコレクションホールで所有している車両なのだけれど、クルマ好きなら誰でも見たことのあるホンモノ!
50勝した箱スカGT-Rの後継モデルとして作られ、東京モーターショーに出展されたものの、石油ショックのため一度も実戦で走ることは無かった。当時のクルマ好きは、カッコ良いケンメリGT-R見てため息ついたもの。もしオークションなどに出てきたら10億円近い?
隣にあるトヨタ2000GTの速度記録車も1台しかない。実車でこそないが、当時制作された記録車と同じ内容である。
普通の2000GTだって1億円するのだから、この黄色い2000GTはケンメリGT-Rと並んでプライスレスかと。スゴイのは、この2台が並んでいるシーン。なかなか見られないです。
2000GTの後方に展示されているのもプライスレス。サファリラリーで優勝した240Zそのものである。車両を見るとデコボコ。厳しい戦いだったことがうかがえます。
WRCといえば後輪駆動時代のランサーのワークスカーも並ぶ。これまた三菱自動車所有の実物だから素晴らしい!
その他、今や中古車市場で高騰中のNSXタイプRとインプレッサ22Bもぜひ写真を撮っておくことをすすめておく。御存知NSXのなかでもタイプRは希少な存在。普通のNSXと全く違う足回りのセッティングになっており、誰もが「最高!」と言う。コンディションよければ2000万円です
インプレッサ22Bも世界規模のコレクターアイテムになりつつある。数年前まで500万円程度で買えたものの、最近の円安で割安感が出たのだろう。イギリスなどヨーロッパからの引き合い多く、激減してしまった。今や1000万円でも入手できない状況。展示車両は最高のコンディションだ。
さらに初代ソアラや、N360、スバル初の水平対向エンジンであるFF1000、スズキにとって初めての軽自動車スズライト。私の憧れの名車ダイハツ・フェローバギーのビカモンなど稀少車ばかり。カートップの展示車両を見るためだけにオートメッセに来てもいいと思えるほど。