投稿日: 2017年2月6日 18:00 TEXT: 山本晋也 スバルAWD車の原点! 現存1台の貴重な「ff-1 1300G 4WD」とは (2/4ページ) Category 自動車コラム その他コラムTags FF-1 クラシックカー スバル偶然ブルーバードの駆動系がマッチした そんなスバルが水平対向エンジンの縦置きFFレイアウトが四輪駆動に発展させやすいと気付き、今の繁栄につながった原点といえるのが、この「スバルff-1 1300G 4WD」である。 WEB CARTOP画像はこちらその開発は、東北電力が冬場の保守管理業務用の車両として各社に「快適で、燃費性能に優れた四輪駆動車」を求めた中で、スバル本体ではなく現地ディーラーである宮城スバルが手を挙げたことに端を発したというエピソードは有名だ。 縦置きトランスミッションの後端から出力を取り出し、既存のFR車の駆動系と合わせることでスバルのFF車は4WDに改造できる、という結果論的に見れば非常に有効な手段を誰かが思いついた。WEB CARTOP画像はこちら そうして生まれた最初の試作車には日産ブルーバードの駆動系が流用されていたのだという。それは完全に偶然というからおもしろい。たまたまブルーバードのファイナルギア比が、ベース車のスバルと相性のいい数値で、うまく四輪駆動として走れたというのが理由なのだ。WEB-CARTOP画像はこちら この頃はセンターデフなどない直結四駆のため、ファイナルギア比が合うというのは、本当に奇跡的といえる。その縁もあって、現在のスバル車においてもリアディファレンシャルは日産から調達しているというのも、またおもしろいエピソードだろう。WEB CAR TOP001画像はこちら その試作車を元に、富士重工業本体が作り上げた最初のプロトタイプが、ここで紹介する「スバルff-1 1300G 4WD」である。普段は富士重工業・矢島工場のビジターセンターに展示されているという貴重な一台を雪上に置いてしまうという機会は、おそらくこれが最初で最後。それにしても、降雪期のために生まれたクルマだけに、なんとも雪景色の中に佇む姿が似合う。 NEXT PAGE 軽自動車規格の全幅に車両重量は835kgと超軽量 軽自動車規格の全幅に車両重量は835kgと超軽量 スバルff-1 1300G 4WDの諸元を見て驚いたのは全幅が1480mmと軽自動車規格と同寸であること。車重も835kgと、これ... <1234> この記事の画像ギャラリー 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 【スバリストが選ぶ】歴代最強のスバル「WRX」はこれだ! 【PR】【2025年3月】おすすめ車買取一括査定サイトランキング|メリット・デメリットも解説 【どうせ選ぶなら主張したい】クルマの希望ナンバー語呂合わせ44選! 【ニッポンの名車】同い年のクルマをみると偉大さがわかるトヨタ・カローラ! 【ムービー】ドリキンこと土屋圭市が今秋登場のBRZ GTプロトを全開試乗! これならスバリストも納得! 電動化しても「クロストレックS:HEV」はスバルらしさ全開だった 桂 伸一×石田貴臣【動画】 山本晋也 SHINYA YAMAMOTO 自動車コラムニスト 愛車スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)趣味モトブログを作ること好きな有名人菅麻貴子(作詞家) 山本晋也 の記事一覧
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