【危険】サイドブレーキを引いたまま走ると重大なトラブルの可能性あり! (2/2ページ)

なんでもないコーナーでスピンするリスクも

 また、あまり指摘されていないが、サイドブレーキが引きっぱなしだと、コーナリングの際、テールが急に流れてスピンする可能性も大きくなる。

 とくに、フットブレーキをかけたまま、ハンドルを切りこんでいくと、何でもない速度、何でもないコーナーのRであっても、いきなりリヤがスキッドすることがある。雨の日などは、そのリスクが何倍も増すので、怖い思いをすることも覚悟しておいた方がいい。

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 最近は、「パーキングブレーキ戻し忘れブザー」付きのクルマも普及してきているが、逆にいえば、それだけサイドブレーキの戻し忘れが多いことも意味している。

 こうした機能がなくても、どんなクルマにもメーターパネル内に、サイドブレーキが効いていることを知らせるブレーキ警告灯が標準化されているので、それを見逃さなければ防げるのだが……。

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 クルマの運転がイージーになり、いろいろ親切機能がつくのはいいのだが、「フールプルーフ(人間が間違えても危険にならない工夫)」には限界がある。

 もう少しドライバーひとりひとりがクルマの機能を頼りっきりにせず、1トンクラスの大きな塊を高速で動かしていることの自覚と責任を持ってもらわないと、事故やトラブルは尽きないのではないだろうか。

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 なお、サイドブレーキを戻し忘れて焦げ臭いにおいが出るまで走ってしまったら、直ちに停車し、20~30分ブレーキを冷ましてから、サイドブレーキがきちんと利くか確認。さらに念のためディーラーか整備工場に持ち込んで、ブレーキシューの状態や残量、フルードの漏れなどがないか点検してもらおう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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