あまり使わないクルマのウォッシャー液はタンクの中で腐らないのか? (2/2ページ)

オイルやガソリンは時間で劣化するので要注意

 さらにウォッシャー液以外を見ていこう。オイルは腐るというか酸化する。天ぷら油がだんだんと変なニオイや味になっていくのと同じで、次第に性能が落ちてくる。

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 だから、まめな交換が必要なわけだ。さらに冷却水はアルコールの一種から作られているので腐らないし、最近ではスーパーLLCというものにシフトしていて、こちらは20万km弱無交換という恐ろしく耐久性があるものだ。WEB CARTOP

 そして腐るのがガソリンだ。ガソリンが腐るというのはピンとこないかもしれないが、バイク乗りの方なら体験したことがあるかもしれない。明確な消費期限というのはないが、半年もすると劣化が始まる。

 自らの経験では、1年ぐらい経つとパワーが出なくなってくるし、アイドリングも不安定に。この時点だと、新品のガソリンをタンク半分ぐらい給油してやれば問題はなくなる。

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 そしてそれ以上だと、だんだんとドロドロになり、悪臭を放つようになる。ホントに強烈で、鼻が曲る感じ。こうなるとタンク内の洗浄だけでなく、エンジン各部もオーバーホールや部品交換が必要になってしまう。クルマを長期保管する場合はタンクから抜けるだけ抜いて、エンジンをかけて、配管などに残っているものをすべて使っておくのがベストだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
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