できるだけ石を飛ばしそうなクルマの後ろを走らない
高速道路を走っていると、突然ピシッと音がしてガラスにヒビが。心臓にも、財布にも、そしてクルマにも悪い飛び石だ。
中国古来の礫(つぶて)術のように、もの凄い速さで飛んでくる石はまさに凶器だ。けっこうな確率で経験した方も多いだろう。ちなみに最近では軽量化のためガラスの板厚も薄くなっているので、なおさら割れやすい。
そもそもどこから石は飛んでくるのか? 沿道の畑などからではなく、その多くはタイヤに挟まった石が遠心力で取れたもの。高速で回るタイヤから発射される形になるので、凶器のようになるのだ。
防ぐ方法は基本的にはなし。超高速で飛んでくる小さな石を見られるわけもなく、見えてもそれを避けるのも無理だし、もしできても危険だ。回避する方法はただひとつ。怪しいクルマの後ろにつかず、さらに車間距離を取ることだけだ。
ここでいう怪しいクルマとは、主にトラックなどの大型車。ただトラックは砂利道は基本的に走らないので、タイヤに石が挟まることはあまりない。要注意はダンプカーだ。
さらにダンプの場合、荷台からポロポロと小石が落ちてくることもある。これでガラスが割れることはないものの、塗装にキズは付くことがあるので、やはり後ろにつかないほうがいい。