2017年は表彰台を目標に闘う
ドライバーは昨年、GRC最終戦にスポット参戦した新井敏弘選手。「今まで乗ってきたクルマのなかで一番速い」というマシンだが、ローンチコントロールだけではなく、足まわりの前後バランス、エンジンなど「速くなる要素はまだまだたくさんある」とのこと。
今回のテストドライブで新井選手が感じ取った問題点と、STI側が考えていた問題点は一致しており、STIではその問題点を改良すべく、エンジン(スーパーGTのエンジンをベースに、燃焼室形状の変更などを施しているとのこと)や足まわりの大幅改良を行っている最中だという。
とはいえ、世界ラリー選手権(WRC)で培った技術がかなり投入されているのでは……と噂される昨年のチャンピオン・VWはかなりの強敵。GRCのプロジェクトリーダーであるSTIの野村章さんも「何度か表彰台に上がれれば……」と、目標は控えめ。しかし今回、STIがマシン開発に加わったことは、将来的にチャンピオン獲得に向け、大きなステップアップといえる。
ちなみに、2017年シーズンのドライバーは、昨年に引き続いての参戦となるクリス・アトキンソン選手、昨年まではフォードに所属し、優勝経験のあるパトリック・サンデル選手の2名。ただ、3台をエントリーさせるイベントも予定されているとのことなので、ぜひ新井敏弘選手のスポット参戦を期待したい!
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