モデル末期に近づくほど商品としてのネガな要素は改善される傾向
②マイナーチェンジ後
新型車が登場してある程度の時間が経つと販売台数も落ち着いてくる。その頃に行われるのが、マイナーチェンジだ。このタイミングであれば、市場の反応などを鑑みた商品改良が行われ、ネガな部分もだいぶ解消されていることだろう。また、車種によってはフルモデルチェンジに近いような大幅な変更がなされることもあり、所有欲を満たすこともできるはずだ。
しかし、車種によってはグレードやエンジンラインアップの整理が行われることも。初期モデルでは存在した装備がなくなって、選ぶことができなくなってしまう可能性もある。また、マイナーチェンジで見た目が変化したことで好みのルックスでなくなってしまう恐れもあるだろう。また、ある程度拡大していた値引き額も、このタイミングで再び渋くなる。
③モデル末期
そろそろフルモデルチェンジの噂が出てくるようなタイミングであれば、その車種は熟成の域に達しているはず。販売台数もだいぶ落ち着いている時期のため、テコ入れのためにお買い得で装備充実な特別仕様車が設定されることもあるだろう。また、モデル末期ともなれば、値引額も大きくなる。ディーラーとしても新型が登場したタイミングで旧型の在庫持っていたくはないため、平均以上の値引きをゲットできる可能性もある。
デメリットといえば、モデル末期ということで新型車が登場した場合、一気に旧モデルとなってしまう点だろう。旧モデルとなってしまうと手放すときの下取り価格の面でも不利になることが予想される。また、街中でも結構な台数を見かけることになるだろうから、新車を買ったという満足感が減少してしまう恐れも。
と、いろいろ書いてきたが、結局どのタイミングで購入してもメリットもデメリットも存在するということだ。つまり、新車を買うベストのタイミングは「欲しいと思ったとき」なのである。