ランフラットにするとスペアタイヤを下ろせるというメリットがある
輸入車を中心にランフラットタイヤの標準化が進んでいます。ランフラットタイヤはパンクなどでタイヤの空気圧が低下しても、ある程度の距離を走行可能なタイヤです。道端でタイヤ交換したりする必要はなく、整備工場などまで走っていけばOKなんです。万が一でも安心というわけですね。
北米市場では常識化しているので、北米向けをベースに設定される日本仕様でもランフラットを採用するモデルが出てきているのです。
ランフラットタイヤのデメリットは重いことです。タイヤが重いと、いわゆるバネ下重量が増えてしまうことになり、乗り心地や運動性能でマイナスになります。
ですがランフラットタイヤ4本は、通常のタイヤ5本よりも軽量になっています。つまりスペアタイヤを積む通常タイヤよりも、車両重量としてはランフラットのほうが軽くなるんですね。またほとんど使うことなく廃棄されるスペアタイヤを廃止できるのはメリットです。その分、ラゲッジスペースも拡大することができます。