装備を簡素にしてなんとMTモデルは171万円のバーゲンプライス
コンパクトハッチのマニュアルトランスミッションモデルと聞くと、ついつい「ホットハッチ」を想像してしまう。最初に言っておくが、このルノー トゥインゴ ゼン5速MTはそういうスポーティなクルマではない。
新型トゥインゴはリヤエンジン後輪駆動の、いわゆるRRレイアウトで話題になったモデル。日本での発売当初、すでに6速EDC(デュアルクラッチ)+0.9リッターターボのトゥインゴ インテンスに試乗しているので比較すると明らかにスポーティさではそちらが上。
さて、「インテンス」と今回登場した「ゼン」の違いは、簡単にいえば装備が簡素になり、より手の出しやすい価格になったことだ。たとえばホイールがアルミからスチール+ホイールカバーになったり、バックソナーが付かなかったり、エアコンがオートではなくマニュアルに、といった具合だ。
やや複雑なのは「ゼン」にも2車種あり、6速EDC+0.9リッターターボ(180万円・税込)と、今回試乗する5速MT+1リッター自然吸気(180万円・税込)と、パワートレインが異なること。また、オープンエアが楽しめるキャンバストップはインテンスのみだ。
いずれにしてもトゥインゴ ゼンの5速MT車は、現状購入できるクルマで、唯一MTでトゥインゴを楽しめるモデルなのだ。