ブルーバードも含めた3台が日産ターボ軍団と言われた
そして、柳田春人(スーパーGTドライバーの柳田真孝の実父)がドライブするブルーバードターボ(910ベース)。この3台が「日産ターボ軍団」といわれ、コーナーへ進入、アクセルを戻すと、サイドマフラーからアフターファイアーがボーボーと吹き出し、これがまた何ともカッコよかった……(いま考えれば、ルーカス製メインジェクションが発展途上だっただけ!?)。
ライバルは、BMW初のミッドシップスポーツだった、BMW M1。
ちなみに日産は、このスーパーシルエットでの人気を目の当たりにして、ワークス活動を再開することを決断。1984年にNISMOが設立されるきっかけにもなった。
海外では、ポルシェ935、そのライバルのBMW320ターボ、フォードカプリ、そして「サーキットの狼」でおなじみのランチア・ストラトス・ターボ!(ランチアターボ、カッコよかったな~。何台プラモデルを作ったことか)
それから、BMWのワークス的存在として知られるシュニッツァーが開発したセリカLBターボも忘れてはならない一台。このセリカLBターボ(RA20)は、トムスが逆輸入して国内のレースに参戦していた。日本でのスーパーシルエットは、1983年にシリーズ戦が終了(84年に2レースだけ実施)。
しかし、田宮模型が、ポルシェ935やセリカターボの1/12ラジコンカーを作ったり、前記の「サーキットの狼」でも大々的に取り上げられたので、このカテゴリーに思い入れの強い40~50代のレースファンは今でも多い。