チョイ乗りの多い人はたまにエンジンを回すといい
反対に、一回の走行距離が短く、エンジンの回転数も低回転域しか使わないという人も、燃焼室やプラグにカーボンが溜まりやすく、プラグの寿命が短くなる傾向がある。ときどきは、きちんと高回転まで回して(空ぶかしでなく、低いギアでアクセル全開。速度は法定速度で十分)、カーボンをきれいに燃焼させると、プラグの寿命も延びるし、エンジンの調子もよくなるはず。
ただし、日頃運動不足のエンジンを、いきなりぶん回すとリスキーなので、きちんと暖機運転(停止状態ではなく走らせながら)して、それから高回転まで回すこと。きっとエンジンも喜ぶだろう。プラグが劣化し、電極が消耗すると、火花の飛びが悪くなり、着火が不安定になりアイドリングが乱れたり、始動性も悪くなる。
定期的に、新品プラグに交換することで、始動性向上、加速性向上、アイドリングの安定、燃費の向上などのメリットがある。なお、プラグは種類が多いので、必ずプラグメーカーの車種別適応表を確認し、自分の車種に適合した製品を選ぶことだ。