専用チューニングでニスモらしい走りを実現
新電動パワートレインとして注目を集め、2016年11月の新車販売台数で1位を獲得したノートe-POWER。待望のニスモシリーズも仕様変更を施し、e-POWERニスモも追加設定した。245万8080円となっている。
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専用デザインのスポーティなフロントグリル/リヤバンパー/ルーフスポイラー/サイドシルプロテクター/シャークフィンアンテナを採用。さらに、本革&アルカンターラ巻ステアリングやブラックルーフライナーなどはノートニスモの共通装備だ。
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専用エアロはスーパーGTで培ったノウハウを生かし、ゼロリフトを実現。タイヤの接地力をアップさせ、スポーティな走りに貢献している。
また、サスペンションセッティングはe-POWERニスモ専用セッティングを施している。ニスモS、ニスモ、e-POWERニスモと各車の特性に合わせてそれぞれ味付けを変えており、どのモデルでも気持ちよい走りを楽しむことが可能だ。
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また、パワートレインをコントロールするコンピューターも専用チューニングを施している。Sモードは特にスポーティな味付けとなり、低中速での加速の力強さと加速の伸び、そして減速時の回生力も高速〜中速域までで強い減速Gを体感できる。電気モーターによる走りの楽しさを、より強調したセッティングといえるだろう。
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ノーマルのe-POWERとSモードで比較してみたが、誰もが体感できるほど出足の加速感が違う。専用セッティングの足まわりも、硬いというよりは引き締まったという印象。高速道路などの車線変更では、高い空力性能と相まってストレスなく走れるだろう。
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タイヤはe-POWERニスモ専用のヨコハマDNA Sドライブ(195/555R16)を採用。燃費と運動性能を両立するためのチョイスとなっている。
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5速MT+専用チューニングの1.6ℓエンジン搭載のニスモS専用だったレカロシートもオプションで選択可能。基本装備はニスモSに準じているe-POWERニスモは、1ペダルドライブでスポーティな走りを堪能できる注目の1台といえるだろう。
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今回は簡易的な試乗だったが、改めてじっくりテストしてみたい。
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