この記事をまとめると
■雑誌CARトップでは長年筑波サーキットにて市販車のタイムアタックを行っている
■1000台を超えるタイム記録のトップ10を紹介
■上位は日産GT-Rとポルシェ911が多数ランクイン
GT-Rとポルシェが驚異のタイムを記録し続ける!
雑誌CARトップが長年に渡り実施してきた筑波テスト。市販車を筑波サーキットコース2000に持ち込み、全開走行を行うという内容だ。その意図は、クルマが持つ本当のポテンシャルを明らかにすることと、限界域の挙動を確認することだ。
例えば市販車であっても、急に動物が飛び出してきて、ブレーキを床まで踏みつけつつステアリングを操作する、そういったシーンに出くわす可能性はある。そのとき、クルマがスピンしないか、十分に減速度が出るのか、しっかり回頭するのか、といったことをチェックするのだ。
そうした確認と共に、気になるのはラップタイムである。あくまで副次的な要素であるが、スポーツモデルには重要なポイントだろう。
今回は35年の歴史のなかで、1000台を超えるクルマを走らせたなかから、トップ10を振り返ってみたい。
1位 日産GT-Rブラックエディション(2012年モデル):1分00秒72
まず栄えある1位は「日産R35GT-Rブラックエディション12年モデル」だ。もちろんドライコンディションでのアタックで、よもや1分切りというタイムを記録している。市販車最速の呼び声も高いGT-Rの実力を示した形だ。
2位 日産GT-Rニスモ(2014年モデル):1分00秒97
そして2位は「日産GT-Rニスモ(14年モデル)」である。1位のGT-Rが550馬力であるのに対し、こちらは600馬力。しかしタイムは0.25秒差で2番手となった。
3位 ポルシェ911GT3 RS(991型):1分01秒11
3位にはスポーツカーの雄「ポルシェ911GT3 RS(991型)」がランクイン。GT-Rには及ばなかったものの、2輪駆動モデルとしては圧倒的なタイムといえるだろう。
そしてじつは、10位までの間にR35GT-Rが6台、911が2台入っている。それは最後の表で確認していただくとして、そこに割って入ったクルマは2台だけだ。