【最高燃費は27.4km/L】ターボモデルも加わった新型スズキ・スイフト登場

新プラットフォーム採用で大幅軽量化も実現

 スズキ登録車で最量販モデルとなるスイフトがモデルチェンジを行ない、27日、都内のホテルでお披露目された。

swift001世界戦略車として名称を統一してスタートした2004年から数えると、世界累計販売530万台(インド54%、欧州17%、日本10%、その他19%)を達成(2016年11月)している。スズキのクルマ作りに変革をもたらしたこのBセグメント車は、世界各国でカーオブザイヤー賞を獲得するなどの評価を受け、日本国内はもとより、欧州、アジアでも大ヒットとなったスイフトが4代目へとモデルチェンジした。

 3代目の登場が2010年8月であるから実に6年ぶりにモデルチェンジとなる。ちなみにその車名は「軽快・快速」を意味する英語から取られている。

swift0024代目は、軽量・高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」採用することで走行性能を大幅に進化(120kgの軽量化)。デザインでは、2分割グリルを止めて、モノグリルにし大胆にフロントフェイスを変更しつつも、ショルダーラインやサイドビューにはスイフトらしさが残る、スイフトのDNAを継承したデザインとなった。インテリアは操作性も向上させたドライバー重視のコクピットを配したデザイン。

ホイールベースは先代比+20mmの2450mm、3サイズは全長3840×全幅1695×全高1500~1525mm(先代は全長3850×全幅1695×全高1500~1535mm)と3サイズは大きな変更はない。室内は長さ1910×幅1425×高さ1225mm(先代は長さ1905×幅1385×高さ1225mm))と少し拡大している。

 搭載するのはK12B型直列4気筒1.2Lエンジン(67kW/118N・m)一本に絞られていたが、今回はK12C型NAデュアルジェットエンジン(67kW/118N・m)、1.0リッター直噴ターボのブースタージェットエンジン(75kW/150N・m)の2機種。

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 デュアルジェットエンジンにISGとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドも用意し3つの心臓を持つ。トランスミッションは、先代でCVT(2WD&4WD)と5速MT(2WD一部モデル)のラインアップであったが、今回はターボエンジンモデルにマニュアルモードパドルシフト付きの6速ATを採用している。

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 スポーティモデルとしてRS(RS、HyBRID RS、RSt)を設定。差し色の入った専用グリル&前後バンパー、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラー、専用16インチアルミといった走りのキャラクターを引き立てる専用装備を盛り込んでいる。

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 時代に合った先進の安全性能を盛り込んでいる。単眼カメラとレーザーレーダーによるデュアルセンサーブレーキサポートをスズキとして初採用。衝突被害軽減や誤発進抑制、車線逸脱、ふらつき、先行車発進お知らせ、ハイビームアシストといった機能を盛り込む。アダプティブクルーズコントロールなども搭載している。

swift000イメージカラーとして赤(バーニングレッドパールメタリック)と青(スピーディブルーメタリック)の新色を用意。全9色(RS系には5色)をラインアップ。月間3000台の販売目標とする。海外展開については来春以降販売をスタートしていく。

 (写真:青山義明)

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