速度超過車の追尾のときはサイレンが必要ない!
高速道路やバイパスでよく見かける、パトカーによる追尾式の速度取締は、速度超過車両を発見したら違反車両の後方を追尾し、一定の距離(およそ200mという指針)を違反車両と同じ速度で走行し速度測定を行うことになっている。
この場合、赤色灯だけをつけて、サイレンを鳴らさなくてもOKとされる(サイレンを鳴らすと、追尾・計測していることが、違反者に気付かれ、200mも走る前に減速されてしまうため。しかし、この内規を厳密に守っているパトカー、白バイは少ないのが現状……)。
一方、街なかでもときどき、赤色灯だけをつけて、サイレンを鳴らしていないパトカーを見かけるが、この場合、違反車を追跡していなければ、覆面パトカーだけでなく、白黒のパトカーであっても緊急自動車扱いにはならない。
当然、交通ルールを守る義務があるわけだが、防犯パトロールや、交通違反の未然防止という意味では、赤色灯だけをつけて市内を走ることには、意味があると考えられる。