緊急走行時は両方を付けなければならないがスピード違反の追尾時は例外!
赤色灯とサイレンは、緊急自動車=パトカーの必須条件。道路交通法では、緊急自動車の要件として、「(緊急自動車を)緊急の用務のため運転するときは、サイレンを鳴らし、かつ、赤色の警光灯をつけなければならない」と定めている。(道路交通法施行令第14条)
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したがって、赤色灯とサイレンをつけていない、あるいは赤色灯だけがついている、サイレンだけ(?)が鳴っている状態では、緊急の用務の運転としては認められないということになる。つまり、信号もきちんと守り、法定速度も越えてはならないということ。
しかし、上記には例外がある。
「ただし、警察用自動車が法第22条の規定に違反する車両(つまり、速度超過車)を取り締まる場合において、とくに必要があると認めるときは、サイレンを鳴らすことを要しない」(同14条)。