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なんと国内累計販売台数500万台! 偉大なる軽自動車スズキ・アルトの歴史を振り返る (2/2ページ)

なんと国内累計販売台数500万台! 偉大なる軽自動車スズキ・アルトの歴史を振り返る

500万台は派生車種となるアルトラパンを除いた数字!

 日本独自の規格である軽自動車。その軽自動車を語る上で外すことができないといっても過言ではないのが、スズキが1979年5月に発売を開始させたアルトだろう。

 そんなアルトが12月12日に国内累計販売台数500万台を達成したというニュースが飛び込んできた。しかも、この数字は派生車種となるアルトラパンを除いた数字というから驚きだ。今回はそんなスズキの代表的な車種であるアルトの歴史を振り返ってみよう。

 初代が登場したのは前述のとおり1979年5月のこと。当時の軽自動車には「物品税」として15%を上回る高額な課税がなされていたのだが、4ナンバー登録となる商用車はこの物品税が非課税となっていた。元々軽自動車は1人~2人で使用することがほとんどだったことを逆手に取ったスズキは、すべて4ナンバー登録となる「軽ボンネットバン」と呼ばれるジャンルを開拓。それがアルトだったのだ。物品税が非課税な上に47万円という驚異的な低価格(当時の軽乗用車は60万円程度だった)で登場したアルトは瞬く間に大ヒット。他社も追随し、軽自動車の需要が一気に高まったのであった。

 続いて紹介したいのが、スポーツグレードの「アルトワークス」が登場した2代目だ。550ccながらツインカムを持ち、インタークーラー付ターボで武装したF5Aエンジンはリッター100馬力オーバーの64馬力を発生。 この時の数値が現在まで続く軽自動車の馬力自主規制値の基となっている。また、駆動方式も前輪駆動に加え、ビスカスカップリング式のフルタイム4WDを用意。下手なスポーツカー顔負けのポテンシャルをもっていた。

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