ニッケル水素バッテリーのほうが温度低下に強い
ニッケル水素バッテリーは旧型と同じ1.3kWhの容量で、1kgだけ軽量化されています。それに対してリチウムイオンバッテリーは0.75kWhという半分近い容量しかなく、当然重量も約16kg軽量化されています。
リチウムイオンバッテリーのほうが性能が高いので容量は小さくてもいい、ということなのかもしれません。しかしゆっくりと出力していくと、当然ニッケル水素バッテリーのほうが長い時間アシストできるはずです。
また気温が低くなるとリチウムイオンバッテリーは格段に性能が低下しますが、ニッケル水素バッテリーではゆるやかな低下を示すことになります。それで寒冷地で多く販売されるはずの4WDにはニッケル水素バッテリーが組み合わされるわけです。
今後もトヨタはニッケル水素バッテリーを採用し続ける計画です。開発が進むなかで、何か画期的な技術やアイディアが生れる可能性もあります。