パワーユニットは1リッターのターボと自然吸気
ダイハツ・トール、トヨタ・ルーミー/タンクは、ダイハツが企画、開発、生産のすべてを担い、ブーン、パッソをベースにした、トヨタ全チャンネルにOEM供給する両側スライドドアを備えた”容量系”コンパクトカー。
もちろん軽自動車を起点とする小型車開発のメリットを最大限に生かし、タントなどダイハツ軽で培ってきたパッケージング、スマートアシストと呼ばれる先進安全技術などを惜しみなく投入しているのが特徴だ。
そして全幅1670mm、最小回転半径4.6mのコンパクトネス、小回り性の良さがもたらす扱いやすさが光る街乗りから、ダイハツのこだわりでもある直列3気筒1リッターにして1.5リッター並みの余裕ある新開発ターボエンジンによるロングドライブ、そして全高1735mm、室内高1355mmのゆとりと多彩なシートアレンジ&アクセサリーによる車中泊にまで応えてくれる2列シートミニバン的なマルチパーパス&1LD性能の持ち主でもある。
搭載されるパワーユニットは、まずブーン・パッソから譲り受けた定評ある直列3気筒1リッターNA(自然吸気)、69馬力/9.4kg-m(最高24.6km/L)。
および前記の新開発直列3気筒1リッターターボ、98馬力、14.3kg-m(21.8km/L)の2種。
トランスミッションはいずれも専用のギヤ比を持つCVT。足まわりも基本はブーン・パッソのものだが、バネは全高に対処し硬めのセッティング。ダンパーもそれに対応する乗り心地重視の専用チューンとなっている。