ニスモフェスティバルにファン垂涎のド新車GT-Rが登場
12月11日に静岡県「富士スピードウェイ」で開催された「ニスモフェスティバル」に、一度も登録されていない(=新車)日産R32型スカイラインGT-Rが展示されていた。しかも、人気の高い後期型のVスペックIIであるばかりか、レース用ベース車両のN1。超レアな個体なのだ。
そもそもスカイラインGT-RのVスペックIIは、平成6年2月に登場し、約10カ月しか販売されなかった。そのなかでもモータースポーツベース車両のN1となれば、その台数はかなり少ない。シートは新車の証とも言えるビニールが被ったまま。つまり販売されていた平成6年当時の状態で残されている。
当然のことながら、ステアリングなどインパネ周りも新車コンディション。リヤシートの上部などの色あせもないから、倉庫などの日の当たらないところで保管されていたと予想される。
メーターを見れば、走行10km。タイヤも発売当時の正真正銘のポテンザS010。まるで平成6年から現代にタイムスリップしたようなクルマだ。
気になる販売価格だが、過去に走行1000km台のR32スカイラインGT-R(標準車)が1000万円で取引され、5000km台のR34スカイラインGT-Rが1800万円でオークション落札されたことを考慮すれば、この個体は2000万円は切らないはず。
ベストRでも、値付けが難しすぎると語っていた。もしかすると3000万円になるかもしれない「超お宝」になるかもしれない。