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【栄光の歴史】ル・マンからJGTCまでレースで活躍したホンダNSX5選 (1/2ページ)

【栄光の歴史】ル・マンからJGTCまでレースで活躍したホンダNSX5選

GT選手権からル・マン出場車まで! 5台を紹介

 2代目NSXデビューを記念して、これまでモータースポーツの世界で活躍してきた、主なNSXを振り返ってみよう。

1995年 NSXルマン(24時間耐久レース仕様車) ゼッケン47

 レーシングNSXのなかでもかなり特殊な1台。というのも、エンジンを縦置きに変更し、ツインターボを装着。3リッターターボエンジンで、650馬力以上を発生し、この年のルマン24時間レースのGT1クラスに参戦。しかし、決勝ではスタートから36分でリタイアしてしまった……。ベースボディは剛性の高いタイプTのモノコックだったり、かなり攻めたマシン作りだっただけに残念。ドライバーは、ベルトラン・ガショー、アルミン・ハーネ、イバン・カペリ。

1995年NSX GT-2 ゼッケン84

 同じく1995年のルマン24時間レースに、チーム国光から参戦した1台。高橋国光、土屋圭市、飯田章の日本人トリオが、GT2クラスで優勝(総合8位)。

 こちらは、エンジンも横置きのままで、3リッターのNA。同クラスの3.6リッターターボのポルシェや、7リッターNAのキャラウェイ コルベットといったライバルを相手に、ウエットコンディションのなかで奮戦し、トラブルを乗り越え栄冠を勝ち取った。

 この年、もう1台、中嶋レーシングからもNSX GT-2がエントリーしていたが、こちらは予備予選で事故があり、予選落ちしてしまった。GT-1とGT-2の違いは、GT-1クラスだと車重1000Kg、最高出力650馬力、燃料タンク容量120リッターで、GT-2クラスだと車重1050kg、最高出力450馬力、燃料タンク容量120リッターという規定になっている。

1996年 レイブリックNSX ゼッケン100

 前年に引き続き、チーム国光からルマン24時間レース(GT-2クラス)にエントリーしたマシン。基本スペックは95年モデルと変わっていない。クラス2連覇が期待されたが、トラブルもあり予選総合47番手、決勝はクラス3位(周回数は、95年を上まわった)。

ドライバーは、高橋国光、土屋圭市、道上龍。NSXのルマンチャレンジは、これがラストイヤーだった。

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