車両展示だけでなく圧巻のパレードも実施!
12月4日(日)に東京の国立市で「谷保天満宮旧車祭」が開催された。日本初の自動車倶楽部という、オートモビル・クラブ・ジャパンが主催するイベントで、全国各地から国産・輸入車問わずにレアなクルマが集結。
なぜに国立市で開催か? これは明治41年に有栖川宮威仁親王による先導で、日本で初のガソリン自動車遠乗会が開催された目的地が、今回のメイン会場となっている谷保天満宮だったことに由来する。今年で108周年を迎え、同イベントは5回目となるのだ。また、国立市はタクリー(タクシー)の街で、交通安全祈願発祥の地だという。
会場は谷保天満宮以外に近隣2カ所の駐車場を用意。普段はほとんど街なかでは見られない旧車に、見学者たちも興味津々といったところ。観覧無料ということもあり、朝10時30分の開始から老若男女が会場を行き交っていた。
展示の終了時間は14時。ずいぶん短いイベントだと思いきや、ここからさらにもうひと盛り上がりがあった。国立市のメインストリートである大学通りを、参加車が実際に走ったのだ。ハコスカやBMW2002、フェラーリなど、その時代の憧れのマシンが実際にエキゾーストノートを響かせる。
閉鎖された特別な空間でのイベントも楽しいが、街と解け合ったこういったイベントも、旧車を身近に感じることができてまた楽しい。次回の開催も大いに期待だ。