タンカラーのイタリアンレザーが織りなす上質なインテリア
インテリアについては、タンカラーの上質な空間が最大の魅力。マリオ・レヴィは革のなめしから縫製まで一貫生産を行なうことで高い品質を実現している。
シートとドアトリムには「カーブキルト」というステッチを波型に並べ、立体感を出す工夫を施すことで独特の陰影を表現しているのが特徴。
さらに、このタンカラーと合わせて、インパネやシフトノブにはピアノブラック調パネルや金属調パネルを採用し、専用インテリアを演出している。その調和によってイタリアンレザーの風合いが引き立ち、B4の高級感を格段に向上させている。
そんなB4スポルヴィータのタンカラー内装を見ると、1995年の東京モーターショーで見た徳大寺有恒さんプロデュースのグランドワゴン・ウッディバージョンの、艶やかなグリーンとタンのレザーシートに度肝を抜かれたことが思い出された。
俺もオッサンになったら、こういうオシャレな内装のクルマに乗りたいと思ったものだが、その念願をかなえてくれるクルマが目の前に……。
最新のレガシィB4に乗ったのは久しぶりだったが、最上級車種の風格に圧倒された。ドアの開閉フィールなどは、下克上で話題の新型インプレッサとはまた質が異なり、重厚感がすごい。
吉永社長をはじめとするスバルの役員が毎日乗るクルマだけに、やはりフラッグシップに恥じない作り込みの良さが随所に感じられる。
300台限定となるレガシィB4スポルヴィータの受注は12月12日まで。特別なB4を手に入れたいならスバルディーラーへ急ぐべし!
■レガシィB4スポルヴィータ 価格:340万2000円
(写真:雪岡直樹)