DSシャンパンナイトで語られた来年の戦略
師走だ、年末だ。この季節はさまざまなイベントが目白押し。今回は六本木にある東京ミッドタウンで開かれたDSミーティングに行ってきた。DSと聞いて、新しいDS3のスポーツモデルを思い起こす人はかなりのシトロエン通だ。フランス・シトロエンのDSブランドは2年前から日本でも展開が始まっている。
DSは歴代のフランス大統領がDSパラスに乗っていたことで世界的に有名になった。その初期のDSパラスも会場に運び込んで、年末懇親会「DSシャンパンナイト」が行なわれた。プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長は「2005年にDSブランドを立ち上げた。これまではシトロエンと同じ店で併売していたが、日本では来年DS専売店2店舗も作り、徐々に増やして日本での販売に力を入れていく」と言う。
フランスから来日したDSオートモビルの副社長、エリック・アポドさんは語る。
「パリのアバンギャルドなDNAを持つのがDSブランドです。DS3にはWRCベースのスポーツモデルもありますし、来年はあっと驚くSUVを出します。1950年代に最初のDSパラス・デビューが世界を驚かせたように、今度のDSのSUVにはびっくりしますよ。さらに新車種も6車種ほど用意しています」と意気盛ん。
DSの日本発売モデルは現在DS3、DS4、DS5だが、DS3とあのジヴァンシイがコラボした限定車も売り出した。フランスならではの独特の雰囲気を持つシトロエン軍団の動きに目が離せない。