実際に遭遇! 自動車ディーラー「ビックリマナーの困ったお客」5選 (1/2ページ)

元ディーラーマンが経験したお客のヒドすぎるマナー

 日本では、一般的に新車ディーラーは足を運びにくい場所だと思われがちである。販売する商品の単価が高いせいか、購入や点検などの要件がない限り、気軽には入りづらいと感じている人がいまだに多い。

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 しかしその一方で、「クルマが大好き」か「値引き交渉に執念を燃やす」の2種類の人は、何の躊躇もなくガンガン足を運ぶ。それは良いのだが、なかにはベテランセールスマンも仰天のビックリマナーで現場をかき回す人が現われるのは困ったものだ。

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 新車の販売現場の平和を守るためにも、できればそういう客は減って欲しいので、そんな願いを込めつつ、ここでは新車セールスの現場で遭遇したビックリマナー客の仰天5選を紹介したい。

ビックリマナー客その1:
「来店するなり、いきなり『ここはナンボ引きじゃあぁぁぁ~!!!』と叫ぶ」

 新車の商談に値引き交渉はつきもの。特に関西エリアでは客から熾烈な値引きを要求されるのが当たり前だが、開口一番「お前はナンボ引いてくれんねん!!!」などと大声で叫ばれても返す言葉がない。

 せめて希望の車種ぐらいは言ってくれないと、いったい何を買いに来たのかもわからない。現代の日本にも、ここまで常識の欠落した大人がいるのだ。値引きへの執念が人を狂わせるのだろうか。

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 この手の客はホット度が高い(買う気がある)場合が多いのでわかりやすいという意味では助かる面もある。しかし、こういうタイプは得てして新車を納めてからも追加の用品や点検など、ことあるごとに無謀な値引きを要求してくる厄介極まりない客となるので、よほど受注台数に困っていない限り付き合いたくないものだ。

  

ビックリマナー客その2
「試乗中に限界インプレッション」

 普通の神経を持った人は、ディーラーでの試乗時は極めて慎重に運転する。慣れてないクルマを運転するのは不安だし、万が一にも事故があってはならないとの意識が働くからだが、なかには何の遠慮もなく情け容赦なくエンジンをブチ回したり、強引にコーナーを攻めたり超急ブレーキをかけたりして、同乗するセールスマンを臨死体験に誘う人がいる。

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 スポーツカーの場合など、ある程度はスポーティな走りの質を確かめたい気持ちはわかるが、せめて最低限「ちょっとアクセルを踏み込んでもいい?」ぐらいのひと声をかける配慮は欲しい。

 話題性の高いスポーツモデルが出たときなど、購入する意思はゼロなのに試乗だけはしまくるマニアも少なくないが、基本的にディーラーの試乗は「ちょっと雰囲気を確かめる程度のもの」なので、限界領域の挙動を探るような運転はどうか控えていただきたい。

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 最近だと、 SNS投稿用の写真や動画を撮るためだけに試乗する人も少なくなく、悩みのタネのひとつになっている。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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