追突事故を防ぐためには通り抜ける方がリスクは低いだろう
そこで、信号のある交差点に差し掛かるときは、できれば早めに進行方向側の歩行者用信号もチェックしておくことをおすすめする。そうすれば、まだまだ青信号が続くのか、もうすぐ黄色信号になりそうなのかがわかるので、余裕を持って進むか、止まるか判断できるからだ。
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「黄色は止まれ。教習所でそう習わなかった?」と正論をかざすことは簡単だが、状況に応じて最適解は変わってくる。
あるアンケートでは、「黄色信号になったら加速する」と答えたドライバーが4割もいた。もっと言えば、歩行者の場合、歩行者用信号の青が点滅すると、立ち止まる人より、駆け足で渡り出す人のほうが圧倒的に多い。
そうした事実から考えると、黄色になったら必ず止まるというのは、非現実的で、追突されるリスクもあるのではないだろうか。
というわけで、対向車線に右折待ちのクルマがなく、赤信号に代わる前に、十分交差点を通過できそうなタイミングであれば、黄色信号になったとしても、そのまま進んでしまった方が、よりベターな判断というのが現状だと考えられる。