この記事をまとめると
■信号について赤は止まれ、青は進めであるが、黄色の判断は難しい問題
■状況によってもその最適解は変わってくる
■黄色信号での進入はどのタイミングまでにすべきかについて解説する
止まるか通過するか迷った挙げ句の急ブレーキは危険!
「黄色 当然、赤 勝負!」というブラックな標語(?)があったが、黄色信号をどう判断するかはなかなか難しい問題だ。地域性もあるし、交差点の大きさ、ブレーキを踏む前の速度、交通量の多寡、後続車や、対向車線の右折待ち車両の有無など、トータルで判断が問われるところ。
ひとつだけはっきり言えるのは、黄色信号を見て、そのまま通過しようか、止まろうか迷った挙句、最後に急ブレーキで止まるのが一番最悪だということ。
目安としては、同乗者が不快になるような、強いブレーキを踏まないと停止線までに止まれないようなタイミングなら、そのままというより、むしろ気もち加速してでも、通過してしまうほうが安全。
交差点にもよるが、黄色信号が点いている時間はおよそ3秒前後。仮に50㎞/hで走っていたとすると、秒速約14mなので、3秒あればクルマは42m進むことになる。交差点の幅が10mぐらいだとしても、余裕を見て、停止線まで20mを切っているような距離だったら、やや加速気味で通過してしまってもいいタイミングなのではなかろうか。
逆に交差点まであと15mを切っているような位置で、50km/hから完全停止しようとすると、けっこう強いブレーキを踏む必要があるはずだ。