最小回転半径はなんと約100m!
ところで、全長約8.7mという、もはや自動車というよりも新幹線や主翼のない飛行機のような形状のこのマシンはどういうクルマなのか。前述の660ccのエンジンをドライバーの後ろに縦置きし、シーケンシャルの6速ミッションを組み合わせるリヤ駆動を採用している。
車体担当の酒井敬史さんによれば「ステアリングの舵角やタイヤの転舵角は市販車でいうところの最小回転半径約100m以下になるように設計されました。これはこの競技でスタート位置まで取り回すのに必要な数値を下調べし、走行中は通常の高速道路を運転するような領域の微細な舵角で操舵するような値の仕様になっています」という。
いずれにしてもホンダは、660ccのエンジンで400km/hを超える速度に達したのだ。この信じられない偉業を達成したマシンをぜひその目で見てほしい。
また、より詳細なチャレンジ秘話は後日WEB CARTOPにて公開する予定なので、ぜひそちらもお楽しみに!
(写真:WEBCARTOP編集部 米澤 徹)