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【特別インタビューも敢行】ルノー・スポール「トップガン」の助手席を体験! (2/2ページ)

【特別インタビューも敢行】ルノー・スポール「トップガン」の助手席を体験!

ニュルのレコードを出した男「ロラン・ウルゴン」に富士で対面

 11月9日に、富士スピードウェイ・ショートコースで行われた、ルノー・スポール・スペシャルディーラー研修の取材が許され、この研修の目玉である、ウルゴン氏がドライブするメガーヌR.S. 273に同乗させてもらう機会を得た。

 ウルゴン氏は、ルノー・スポールで、F1を除く競技車両と市販車両のテストドライブを担当しているテスターで、メガーヌ R.S.273トロフィーRでは、ドイツのニュルブルクリンクで市販FF車の最速ラップタイム(7分54秒36当時)をマークしたレコードホルダーとしても知られている。

 そんなウルゴン氏によるドライビングは、はじめに電子制御をすべてONした状態からスタート。

 273馬力のターボエンジンを搭載しているとはいえ、メガーヌはやはりコーナーでタイムを稼ぐマシン。電子制御が入っていても、やたらとヨーを押さえる方向ではなく、ウルゴン氏のステアリング操作に対し、忠実にノーズがインを向いていく。舵角は少なめで、スタビリティが高いので、アクセルオンのタイミングも速い。たしかに、これなら好タイムが出るだろう。

 後半は、電子制御をオフにして、豪快なドライビングを披露。ストレートエンドでは、わずかにフェイントモーションを入れ、ブレーキを残しながら、オーバーステア気味にターンイン。サスペンションはしなやかでよく動くので接地性はしっかりしているが、ドライビング次第で大きなヨーも出せるのは、シャーシ性能が高い証拠。ドライビング中のウルゴン氏は、電子制御オンオフに関わらず、リラックスした様子のままだが、やはり、電子制御オフのほうが、ドライビングプレジャーは高い印象。

 同乗後に確認してみると、「オーバーステア気味のセッティングが好み」ということで、メガーヌR.S. 273のハンドリングにも、そうしたウルゴン氏の好みが反映されているのは間違いない。

  

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