【2016ドリフトマッスル最終戦】藤野秀之選手が見事3連覇達成 (2/2ページ)

決勝の内容はやや残念だが藤野選手が勝利で締めくくった

 ランキング2位の神谷幸助選手が飯塚一哉選手(#66 Heliosレーシング0)に負け、ランキング3位の前田 翼選手が中村大介選手に負けて、ともにベスト16で敗退するなど、波乱の幕開けとなったこの日のスーパーマッスルクラス決勝(追走)トーナメント。

kazuyaiizukaトーナメントが進むごとにそのテクニックもスピードも上がり、非常に見どころの多い、まさに最終戦にふさわしい一戦となった。会場に詰め掛けたファンも納得の追走を何度も見ることができた。

best4samuraifujinoベスト4に進出したドリフト侍選手(#9 BN GRID TSP FD)と王者藤野選手とのガチガチの追走は、今シーズンのマッスルでも、心に残る対戦の一つといえるだろう。

finalfujinominowa結局決勝戦まで勝ち上がったのは、今シーズンのドリフトマッスル開幕戦を制した箕輪慎治選手(#23 HEMAN・DG-5マークII)と藤野選手であった。しかし、残念な接触もあって決勝はすんなりと藤野選手に決まってしまった。

rd5winner結果第5戦日光戦は、藤野秀之選手が優勝、箕輪慎治選手が2位、そしてドリフト侍選手との3位決定戦を競り勝った川井謙太郎選手が3位表彰台となった。「変な勝ちかたでスイマセン」と藤野選手。

2016winnerシリーズポイントでは、タイトルを獲得したのが、2014年からの3連覇となる藤野選手。神谷幸助選手が2位、そして3位には、第4戦終了時点でランキング4位であったが、この最終戦で見事逆転した中村大介選手。結果Team WISTERIAの3名が2016シーズンのシリーズトップ3へ名を連ねることとなった。

kosukekamiyaランキング2位の神谷選手(#72 神谷S14)は、2016年シーズンに向け、当初は別のマシンを製作予定だったが間に合わなかったため、急きょ練習車両をマッスル用に仕立てて参戦。しかし「元がボロだったので、シーズン中に幾度もトラブルに悩まされることとなってしまった」と今年一年を振り返る。来年はマシンを作り直すかして、ノントラブルでシーズンを戦いたいという。

daisukenakamura1ランキング3位の中村選手(#79 中村屋S15)は、「後半3戦すべて藤野選手に競り負けた」と本番で勝てていないことを悔やむ。レベルが高いチーム内での対決であるのだが、来シーズンはきちんと勝てるようにしたいとコメントしてくれた。

examiner大会競技長である土屋圭市さんは「来年はナオキ(中村直樹選手)が免許を取得して帰ってくる。王者の藤野もウカウカしていられないよ」とコメント。今シーズンも各選手のテクニックの上達がみられるシーズンだったが、来季のレベルアップにも期待ができそうだ。

 これでドリフトマッスル2016シーズンは終了。来シーズンも、全5戦が予定されており、今シーズンとほぼ同様の開催となるということだ。来年のスケジュールは、まもなくドリフトマッスル公式ホームページで公開されるという。


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