予選終了時点で藤野選手が3連覇を決める
土屋圭市さんと稲田大二郎さんが立ち上げたドリフトマッスル。その2016シーズン終了となる第5戦日光戦が栃木県・日光サーキットで開催となった。
この日光戦には、多数のエントラントが集結。スーパーマッスルクラス26台、マッスルクラス23台、チャレンジクラスはビギナー・エキスパート合わせて70台を集め、観客も多く、この日の日光サーキットは駐車場が満車になるほどの賑わいを見せた。
ブースも多数出展し、パドックには、Projectμ、ZESTINO TIRE、阿部商会、WAKO’S、SaitoRollCage、BN Sports、BRIDE、NEXASといったドリフトマッスル各スポンサー企業のブースが並ぶ。ブースでは、パーツやグッズの販売も行なわれていたが、阿部商会からはGTラジアルの265/35R18サイズのタイヤが1本1万円というバーゲンプライスで販売されるなど、最終戦を盛り上げる。
開会式では、上河内・河内お囃子愛好会のお囃子でにぎやかななかで、全ドライバーが壇上に上がり、選手会長の岡村和義選手、そしてランキングトップ3の藤野秀之、神谷幸助、前田 翼の3選手がこの最終戦にかける意気込みを語った。終始和やかな雰囲気のなかで行なわれた開会式も、土屋圭市さんによる開会宣言で締められ、最終戦の幕が切って落とされた。
予選セッションがスタートするお昼ごろには、秋晴れだった空に雲が広がり、多少肌寒くなってきており、決勝レースが終了するころには厳しい寒さとなった。
まず、単走で競われる予選。トップは、今シーズン菅生戦で3位表彰台に上がっている川井謙太郎選手(#109 AUTO-TEC チェイサー)。そして、予選2位通過したのが藤野秀之選手(#1 WISTERIA シルビア)。この時点で藤野選手のタイトルは決定。藤野選手にとっては、2014年から続くドリフトマッスル3連覇となった。
しかし藤野選手は、最終戦でしっかりと勝って決めたい、さらに「開幕戦で箕輪選手に勝てなかった。今回は予選トーナメントの組み分けで、決勝まで箕輪選手と当たらない」ということで、それもモチベーションにしたいとコメントしている。
そして決勝を前に14時からドライバーサイン会が開催となった。入場者も多いこの最終戦では、非常に長いサイン待ちの列ができた。そしてもちろん、恒例のチェリオ・ライフガードの無料配布も行われた。