【賞品のルーテシア獲得なるか?】自動車メディア8媒体対抗サーキットタイムアタック大会part2 (2/4ページ)

メガーヌのMTに対してルーテシアはイージーなDCT

 20分のアタックが始まると、その山野選手がいきなり1分19秒のタイムを叩き出す。第1ラウンドで我々BグループがメガーヌR.S.で出したベストタイムは1分20秒台。すでに1秒も速いタイムだ。

 しかも山野選手の勢いは留まらず2周目には19秒前半、3周目にはなんと17秒981という全体ベストを叩きだしてしまった。コンマ数秒の争いをしているなか、一人秒単位で速いタイムを叩き出してしまったため他チームは戦意喪失状態となってしまった。

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 これでAグループ内1位はCG誌チームに確定したのも同然だ。しかも3rdラップまでグループ内1位状態だから我々が勝つには4〜5ラップまでグループ内1位を維持しなければならない。
いよいよBグループの走行時間。まずは20分の練習走行だ。前回同様に石田を助手席に乗せドライビングレクチャーをしながらクルマを学習することに。

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ルーテシアR.S.はメガーヌR.S.より一回り小さくクラスも下になる。エンジンは1.6リッター直4直噴ターボで200馬力の最高出力と190N・mの最大トルクを発揮する。メガーヌR.S.は2リッター直4ターボで最高出力273馬力、最大トルク360N・mだったからパワーの差は歴然としている。

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 メガーヌR.S.同様、前輪駆動のFFレイアウトだがメガーヌR.S.が機械式LSDを装備していたのに対し、ルーテシアR.S.は電子制御クラッチ式LSDとなっている。そして最大の相違点はメガーヌR.S.が6速マニュアルトランスミッションであったのが、ルーテシアR.S.では6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の2ペダルとなっていることだ。

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DCTの制御も含め走行モードを選択するスイッチが装備されていてサーキット走行ではまず「スポーツ・モード」を選択。そしてシフトレバーをマニュアルモード側に操作すると「RACE」モードとなってトラクションコントロールがオフになりESPも完全オフとなる。

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DCTの特性を考えるとDレンジでシフトプログラムに頼って走らせたほうが速いのが通常だが、ルーテシアR.S.はトラクションコントロールをオフにするためにはマニュアルモードを選択せねばならず悩ましい。またシフトアップのパドル操作が若干遅れ気味で、レブリミッターをヒットしタイムロスしやすいのでシフトアップはDレンジオートモードに任せたいがオートモードではパワーセーブする傾向もあるようだ。

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石田に練習させたが勝ちを意識しすぎていて走りが安定しない。石田は本気で勝てる気でいる。まあ心意気はよしとしよう。

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