「荷室」と日本語表記するのが誤解を招かない
自動車メディアなどでは「トランク」より大きな荷物を積めるスペースというイメージで、「ラゲッジ(スペース)」と呼ぶとことが多く、また乗員スペースと荷室がつながっているケースにおいて「ラゲッジ(スペース)」という言葉を使うことが多いが、本来の意味からすると必ずしもラゲッジスペースという言葉がトランクの上位にきているわけではない。
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ちなみに、英語では乗用車の荷室容量は「cargo volume」と表現するが、日本語でもトランク、ラゲッジ以外にカーゴスペースやコンパートメントといった呼び方があり、少なくとも和製英語的な視点からはどの呼び方が正解とはいえない。むしろ迷ったら「荷室」と日本語で表記するほうが誤解を招かないかもしれない。
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とはいえ、最近登場したムーヴ・キャンバスでは荷物を置く場所として後席下に仕込んだ引き出しを利用するといった提案もあり、荷物置き場=荷室とはいえなくなっているという現実もあるから興味深い。
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