田嶋選手は67歳にしてまだまだ現役!
この祝賀パーティは、田嶋選手の7歳の時に録音された「ドライバーになりたい」という音声からスタートした。現在田嶋選手は67歳。自身の将来の夢を形として残してから60周年。パイクスピークに参戦を開始した1988年から次戦でちょうど30年の大会となる。
来年の車両の開発はもうすでに進んでいるであろう。しかし、関係者からはそれについての話は一切出てこない。
気になるのはその車両サイズだ。2016年大会を制したデュマ選手の車両は、非常に軽量なボディに強力なエンジン、そして4輪駆動車であった。それと比較すると田嶋選手のマシン「E-RUNNER パイクスピークスペシャル」は少々大柄である。そして田嶋選手と同じEV改造車クラスに参戦しているリース・ミレンの車両はE-RUNNER パイクスピークスペシャルよりも軽量である。
またE-RUNNER パイクスピークスペシャルは、毎年改良が加えられてはいるものの、基本的には2012年に製造されたシャーシを5年使い続けていることになる。
田嶋選手に直接話を聞いてみた。大きさは?「これ以上大きくなったらコンテナに入らない。だから大きくはならないよ」という答えが返ってきた。新シャーシの採用もあり得る。そしてサイズは現状のままか、小さくなる可能性があるということだ。
モンスター、殿堂入り現役ドライバーとして、再び山の男の称号奪還を狙う気は満々だ。