上級グレードがいいものの大排気量は人気薄
次に重視すべきはグレード。絶対的に上級グレードは廉価グレードよりもリセールがよい。最近では運転支援系安全デバイスの注目度が高まっているので、昔以上に標準装備が充実した上級グレードの査定がよくなっている。
ただし、ミニバンやSUVの場合、最近では排気量の大きなエンジンを搭載するグレードは評価が下がる傾向が強くなっているので注意したい。エスティマなどではV6よりも4気筒の方が査定が断然よくなる。
また、本革シートやサンルーフなどのメーカーオプションも、あればあるだけ有利となるが、ディーラーオプションのエアロパーツに関しては、「前・後・横」のすべてが揃っていないと加点されないことも。
車種については、希少性が高いか、逆に大人気でガンガン売れているモデルはリセールがよくなるという法則は昔も今も変わっていない。
流通台数が多くなると飽和状態となって安くなるのでは? という疑問も浮かぶが、新車で人気の高いクルマは中古車になっても人気が高く、店頭での動きがよいので仕入れ値も高くなる。新車販売ランキングの上位の常連モデルは総じてリセールがよいと覚えておこう。
一発屋的な人気ではなく、1年を通じてランキングの上位から落ちないモデルは、数年先の中古車市場でも間違いなく高く評価されるはずだ。「日本自動車販売協会連合会」のサイトなどですぐに調べられる。